厄介者だけど、憎めない奴も…
富山市科学博物館 岩田朋文学芸員
「アカギカメムシという種で、赤くて白と黒のまだら模様が入っていて、ちょっとアロハシャツみたいなトロピカルな模様をしています」

アロハシャツのようなトロピカルな模様をしているのが「アカギカメムシ」。本州に生息するカメムシの中でも最も大きいといわれていて、暖かい地域を好む種です。これまで富山県では見つかっていませんでしたが、2020年に氷見市で2匹。2023年に富山市で1匹を確認。近年の温暖化などが影響しているとみています。
毒々しい模様をして一見ワルモノに見える「ヨコヅナサシガメ」。肉食のカメムシで、今は富山県でも普通に見ることができますが、外来種で元々は日本に生息していませんでいた。
富山市科学博物館 岩田朋文学芸員
「例えば富山市の城南公園や高岡古城公園とかにいます。サクラの木によくついています。木の幹で芋虫や小さな昆虫を見つけて食べています」
背中に白いハートのような形をした模様があるエサキモンキツノカメムシ。正面から見るとウシのツノみたいな形の突起が体に生えているウシカメムシも有名です。

富山市科学博物館 岩田朋文学芸員
「昔は結構少ない種だったと言われていて、富山県のレッドデータブックにのっていたこともあるんですが、最近はなぜか公園等で見られるようになり増えています」