楽しいはずの給食を “苦痛” に感じている子どもたちがいます。給食が原因で「学校に行きたくない」と不登校につながるケースさえあるといいます。給食や食事の時間を豊かで幸せな時間にするために、どのような対応や心がけが必要なのでしょうか。
4限目が終わるころは、ペコペコのはずが…
「キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン」
授業終了のチャイムとともに待ちに待った給食の時間がやってくる!そう心待ちにしている子どもたちの一方で、苦痛を伴う時間になっている子どももいます。

富山市に住むゆかちゃん。この春、学校生活に期待を膨らませ、ピカピカのランドセルを背負って小学校に通い始めた1年生の女の子です。
しかし、入学してから数週間たったある日。ゆかちゃんは、母親にこう訴えました。
ゆかちゃん:「学校に行きたくない」
母親が心配して、理由を聞くと…。
ゆかちゃん:「給食の時間が怖い」
ゆかちゃんの学校に行きたくない理由は『給食』でした。
母親は、娘がもともと食が細い子であり給食の時間がどうなるか心配していたといいます。
ゆかちゃんの母親:「食べられなかったら食べなくてもいいんだよ。無理しないでいいからね」