後継者がいるすし店はわずか2割…

県内のすし店では職人の高齢化と後継者不足に直面しているのです。

県が今年度行った調査では「60歳以上の職人がいる」と答えたのはおよそ半数。「後継者がいる」と答えたのは8店舗でわずか2割にとどまりました。

県は、新年度に県内すし店と若手すし職人のマッチングの支援や、すし職人を志す人が富山の魚のさばき方や接客を学べるイベントなどを企画し、富山のすしの提供体制を維持したい考えです。

こうした県の取り組みに対して山下理事長は…。

山下理事長:「よし俺、店やるぞという人が増えればありがたいなと。習うには富山にくれば習えるみたいな逆循環になればもっとうれしいかなと思います」

山下さんは県が目指す10年後に全国の9割が「寿司と言えば富山」と思い浮かべる未来に期待を寄せています。

山下理事長:「富山と言えば寿司というのが、これが全国にわかっていただければもっとうれしいなと思いますね」「目標は大きいですけど、近づきたいです」