■「さかなの駅」は「明るい未来に乗り換える駅」なんです!

「さかなの駅」は、震災後の辛く苦しい状況から明るい未来へ乗り換えるという願いを込めて「駅」と名付けました。

オープン初日は、あちこちで威勢のいい掛け声が飛び、マグロの刺身などが市価の半値以下で販売されると、待ちに待った地元の大勢の買い物客であふれかえりました。

買い物客:
「みんな待ってたんじゃないですか、色んな物を買える所が少ないんで」
「安くて、近くて、すぐそばだから仮設が。冷蔵庫無くても大丈夫」


気仙沼さかなの駅の店:
「ほっとしました、やっとって思いですね。こんなにお客さん来てくれたから、良い物を安く届けたい」

さかなの駅は、瞬く間に気仙沼市民の台所となりました。

平塚商店 平塚一信社長:
「ここでみんなで集まれば、1人よりもお客さんを集めやすいので、できればやりましょうってことで始めた。その年は震災の年だったので、開店している所も多くなかったので、ここに来て久しぶりに会ったとか、あっちこっちで、あら、しばらくとかそういう話は結構ありました」

しかし、そんな「さかなの駅」も時の経過とともに大きな問題を抱えることになりました。