■被災した店が、力を合わせ「さかなの駅」を開店させた
2011年3月11日、震災の津波で流通センターは全壊。平塚さんも津波と、それに伴う火災で自宅を失いました。

現在、さかなの駅に店舗を構える他の店も、平塚さんと同じように被災しました。酒のサイシンは「漁師のコンビニ」と呼ばれていましたが、気仙沼港から数十メートルのところにある店舗が津波に襲われ、商品も水浸しになりました。

酒のサイシン 尾形誠営業部長:
「屋上から津波を見た、流されてきた車とか建物とか全部破壊していきましたから全部上から見てたので地獄絵図でしたね」

被災した平塚さんらは、水産物流通センターに入っていた店舗や被災した商店などと力を合わせ、震災から9か月後の2011年12月10日、地元にあった倉庫を改装し「さかなの駅」をオープンさせました。