宮城県内では28日、クマの目撃が相次ぎました。

仙台市太白区山田では午後4時45分頃、体長およそ70センチのクマ1頭が目撃されました。現場は東北自動車道そばの宮城交通仙台営業所の近くの市道上で、クマは西側の山の方に入っていったということです。

午後5時半ごろにはそこから1キロほど南の、仙台市太白区茂庭で体長およそ1メートルのクマ1頭が目撃されました。現場は東北自動車道そばの仙台市水道局茂庭浄水場の近くで、クマは市道を北から南に横切っていったということです。

白石市福岡蔵本では午後5時半頃、体長およそ1.5メートルのクマ1頭が目撃されました。現場は白石川切通公園の東側でクマは市道のガードレールによりかかるように立っていて、目撃した男性が車で近づくと白石川沿いの藪の中に入っていったということです。

大衡村大衡では、午後5時半頃、畑のクリの木に上っている体長およそ1.5メートルのクマ1頭が目撃されました。警察に通報した男性は「自宅の近くから木が折れるような音が聞こえ、クマに気付いた」と話しているということです。

大崎市鳴子温泉では午後4時45分頃、体長およそ1メートルのクマ1頭が目撃されました。現場は国道47号の北側の住宅や旅館が点在する場所で、鳴子峡の300メートルほど西側です。クマは北側の山の方に歩いて行ったということです。

クマの目撃が相次いでいることから、宮城県は、9月末までとしていた「クマ出没警報」を10月31日まで延長することを決めています。