元妻が法廷で語った覚悟

8月26日の初公判では、被告の元妻への証人尋問も行われた。元妻が法廷に現れると、被告は時折涙を拭う様子も見せた。

弁護人:「被告が逮捕された時、どのような心境だったか?」
元妻:「夢であってほしいと思いました」
弁護人:「被告はどうして犯行に及んだと思うか?」
元妻:「家族、子どもたちのことを考えてしまったのだと思います」

初公判

元妻は事件後の4月、被告から封筒に入った札束を受け取ったという。当時、被告は「現場で手に入れた廃材をコツコツ売って稼いだ」と説明していた。

弁護人:「もらった封筒の中にはどれくらいの金額が入っていたか?」
元妻:「ある程度の金額、恐らく70から80万円ほどだったと思う」

弁護人:「被告は相当長期の刑に科されると思うが、どう思うか?」
元妻:「私も子どもも認識している。帰ってくるまで待つつもりでいる」