サウナを通じた魅力発信や、地域活性化などに取り組んでいる長野県内の団体が、アウトドアサウナを生かした地域振興を図ってほしいと、長野県に要望しました。

県庁を訪れて阿部知事に要望したのは『信州サウナ同盟』のメンバーで、サウナ経営者や自治体職員など多様な人材で構成されています。

11日は、持ち運びができるテントサウナなどを使い、信州の大自然を生かした、アウトドアサウナによる地域振興を知事に提案しました。

この中で話題に上ったのが、アウトドアでのサウナの課題です。

上田市役所の職員でもある伊藤正道さんは…

「サウナが公衆浴場に該当する以上、テントサウナも例外ではない。外部から見える構造ではいけない。プールで水着はOKなんですけど、これをお風呂といった途端、NGになってしまう」

サウナは法律上公衆浴場に分類され、個人で使用する場合以外は、保健所の許可が必要となります。

水着を着ていても周囲から見えてはいけないなど、屋外でのイベントを開催するには、様々な制約があるということです。

これに対し阿部知事は…

「私が川で水着で遊んじゃ、いけないの?(そこにサウナがあるとダメでは?)(そうです)やはりか。(規制が)あっていないように思えるけど…細かい規制は県レベルの条例とかある?(県条例で決めています)それは見直せばというのが、私の考え。「長野県から率先して規制改革を検討しますという話でいいよね」

課題解決に向け前向きな姿勢を見せた阿部知事への要望に、信州サウナ同盟の勝又健彦代表は…

「長野県は森林も多く、自然もあっていろんな所でサウナを楽しめると思うので、サウナを目的に県外からも客が来てくれるような、そんな県になればいいと思う」

信州サウナ同盟はアウトドアサウナを県内で広めていきたいとしています。