プロジェクトメンバー竹元かんなさん(町議会議員):
「私は幼少期はすごく貧困のシングルマザーの家庭で育ちまして、小中学校も不登校を経験して、大人になっても生きづらい世の中なんだなっていうふうなのを体感して生きてきたんですけれども、そういった生きづらさを抱えた子どもたちだったり、大人が集える場所を作れたらなと思いますので、皆さんのご意見をお伺いできればと思います。よろしくお願いします」
映画は、大阪・釜ヶ崎にある子どもの居場所を舞台にしたドキュメンタリーで、貧困やDVなど様々な家庭の事情を背景に、悩み、傷つきながら成長する子どもと親たちの日々を追ったものです。
鑑賞後は、年代ごとのグループに分かれて意見を交換しました。

プロジェクトメンバー河野杏紗さん(高校1年生):
「実は私、発達障害がありまして、小中学校でもあまり学校に行けなくて、人前で発達障害だって言えるようになったのは最近で、それまではちょっと恥ずかしいなって負い目に感じていた部分もあって、どんな環境の子ども、発達障害があるとか不登校だっていうようなことがなくても、学生が生きやすいなと思うような下諏訪町にしていきたいので」
参加者・2児の母親(30代):
「子どもを育てていると、イラっとすることも多々あって、手は実際出さないけど、出したくなる気持ちは私もすごくわかるけど、それをそのまま『手を出しそうになった』とか素直に言えて、それを受け止めてくれるスタッフがいるっていう場所がすごくいいなと思って」
参加者・2児の母親(30代):
「支援みたいな場所が一つともう一つは、そういう家庭じゃない、別に家庭の不安もないけど、行く場所がないって、結構あるんですよね」

参加者・学生(20代):
「出てこれているお母さんはいいと思うんですけど、そこにも到達できない人が地域にいるので、個々に焦点当てるっていうのは難しいんですけど、まずは地域の現状をしっかりとらえてから、居場所づくりをしていかないといけないと思いました」