このNPO法人では「食」に関する新たな取り組みも始めています。
11月2日、中野市の畑で行ったのはタマネギの苗植え。
耕した畑にマルチを張っていきますが・・・。
その前に。
土に水を撒きますが、ただの水ではないようです。
「塩水をマグマで焼いた岩塩を水に溶かして撒いています」
この日始めたのは、全国的にも珍しいという、岩塩を使った農法です。

岩塩から作られるパウダーを1000倍の水で薄めて、土に撒くだけ。
土のミネラルバランスが良くなり、農薬を使わずに野菜や果物の栽培ができるといいます。
板垣準一さん:
「糖度など全然違う」
「一般に売っている食塩は塩化ナトリウムなんですけど、これはバランスよく必要な必須ミネラルが含まれているので、植物、タマネギが吸収して」
この農法に取り組むきっかけとなったのは、2019年に起きた台風19号災害でのある経験からでした。
福田さん:
「おばあちゃんの家が、台風19号でリンゴの土地を汚染されてしまって、なかなかリンゴ農家の人たちがリンゴを出せないという話を聞いたので、できれば農地の再生も踏まえてこの実験をしている」
タマネギは2024年の6月ごろ収穫し、広くアピールしていく狙いです。

板垣さん:
「これからの子どもたちこのままでいいのかな。体質も変わってきているし、健康ではない子どもたちもたくさん出てきているので、未来を残すためには食ってとても大事」















