伊那市で2022年、女性を殺害して通帳などを奪ったとされる男の裁判は25日、被告人質問が行われ、男は「自分勝手が一番の原因」などと話しました。

強盗殺人などの罪に問われている伊那市西箕輪の橋爪亮太(はしづめ・りょうた)被告30歳は、2022年12月、近くに一人で住む当時85歳の女性の首を絞めて殺害し、印鑑や通帳などを奪ったとして強盗殺人の罪などに問われています。
長野地方裁判所で行われているこれまでの裁判で、橋爪被告は、以前勤めていた会社から金を横領し、返済に追われていたことが明らかになっていますが、弁護側は「金品を奪う目的で殺害したのではない」などとしています。

20日に続いて25日に行われた被告人質問で、橋爪被告は、「根本的には自分勝手が一番の原因。うそで固めて間違った道に進んでしまった」などと話しました。
検察側の論告求刑や弁護側の最終弁論は27日に予定されています。












