東京都・千代田区にあるプラットフォームサービス。
寺本さんが代表を務め、企業やNPO、全国の自治体などが入るシェアオフィスを運営しています。
宮澤さんは4月からこの会社の出向社員として働いています。

宮澤歩夢さん:
「社会人は勉強の毎日だなとすごく感じていて、ここにいる皆さんがすごい方々なので刺激がすごい」
出向の狙いは人脈づくりと社会人としてのスキルアップです。
高森町 壬生(みぶ)照玄町長:
「田舎にずっといるとその世界が当たり前だと思ってしまうこともあるので、そこはある程度、自分の社会に対する考え方や、いろいろな人がいるということを学んでいただく。そこで学んだことが最終的には町や町民の皆さんに還元できたらいいなと思う」
宮澤さんの任期は2年。
会社の仕事をしながら、代表の寺本さんの研修も受けています。
公務員だった寺本さんは、自治体の職員も仕事と向き合う意識の変革が必要だと考えています。
寺本英仁さん:
「仕事は作業がほとんどだと思う。何のための作業なのか、方向性とか効果、何のためにやっているかというのが明確にならないと本当の作業になっちゃう」
社会人3年目の宮澤さん、勉強の日々です。
宮澤歩夢さん:
「スケジュール力というか段取り力が全くないなというか効率が悪い。そもそもの社会人としての基本的な部分が全くできていないので」

寺本さん:
「公務員って非常に人数が減ってきて、仕事が増えてきているという状況の中で、ある程度民間とうまく、協働して仕事をしていくという方向性を出していかないと、自治体は厳しくなっていくので、民間で培った2年間で、うまく民間と自治体が歩んでいけるような、宮澤さんが懸け橋になってくれればいいなと思う」
宮澤さんは、東京で行き詰まった時、必ず足を運ぶ場所があります。