大量に廃棄される「卵の殻」を使って、食器を作る会社が小諸市にあります。
”脱プラスチック”の動きが加速する中、「卵の殻」の新たな活用法に注目が集まっています。
目玉焼きに、オムライス…
卵は毎日の食卓に欠かせない食材の1つです。
その殻には多くのカルシウムが含まれているので、土にまいて肥料にしたり…
研磨剤の代用品としてシンクを磨いたり…と、活用している人もいるかもしれません。
しかし、家庭や工場から出る「卵の殻」は国内で年間26万トンともいわれ、大半がゴミとして捨てられています。
そこに目をつけたのが、小諸市の業務用食器メーカー「ヤマト化工(かこう)」です。

ヤマト化工・倉澤篤郎工場長: 「環境を考えて卵の殻に行きつきました。卵の殻の食器を作りたいと思ってそこを目指しました」

開発したのはバイオマス食器「シェルミン」。
およそ6割は、「卵の殻」と「パルプ」からなる生物由来の素材を使っています。
卵の殻はいわば二酸化炭素の塊。
燃やせば、空気中に温室効果ガスが放出されます。
それを食器の原料に使うことで、二酸化炭素の放出とプラスチックが同時に削減でき、まさに一石二鳥。
作り方をのぞいてみると…















