「もっと県でこんなことを取り組めないの?とか感じていることを率直にお聞かせいただければありがたい、あちら側こちら側にならないようにしましょうときょうは私側にこんなにいていただいてありがたい」

12月、生坂村で開かれた会では、知事を囲む形で住民が座り意見交換が行われました。

(住民)「生坂の子育てラッシュ出産ラッシュがありまして、そうなんです、この小さい村が出産ラッシュなんですよね、未満児のクラスが定員になってしまっていて実は待機児童がいるという現状があります」

「女性の発言をもう少し応援したいとおっしゃっていただいたので、長野県庁で働いている女性の割合がどれくらいなのか増やすために知事が努力しているのか」

(阿部知事)「どんどん管理職員を増やしたいと思っていますが、これから女性の活躍をもっと目に見える形で応援していきたいと思います」

「(どうでした?)阿部知事がとても気さくな方で、知ってもらうことがまず大事だなと思った」

「時間が短かくて言いたいことまとめてたんだけど自分が最後だったので端折って簡単にまとめようと思ったらおかしくなちゃった(もっと話したかった?)ええ」

(阿部知事)「未満児待機児童がいるという話もあってなかなか出かけて行って話を聞かないと私もわからないことがあるので12年も知事やっててそんなことも知らないのかと言われそうだけど新たな発見もありますね」

県の推計によりますと、県内の人口は、現状のままだと2050年には158万人、2085年には100万人を切ると予想されています。

人口減少対策は待ったなし。

県が新年度からはじめる次の5か年計画では、「女性・若者から選ばれる県づくり」など、8つのプロジェクトを掲げます。

(阿部知事)「選挙のときから女性や若者から選ばれる県をつくっていきたいという話をしてきたので子育て支援、教育若い世代の就労支援に力を入れていかなければいけない課題だと思っていたし改めて県内を回ってこうした方向性は間違っていないと改めて感じているところ」


一方、県民の暮らしを疲弊させた新型コロナの感染拡大から間もなく3年。

県は今後、どのような方向に舵を切るのでしょうか?

「世界ではもうコロナをなるべく特別扱いしない方向になりつつあるので、2類5類、感染症法上の扱いの議論がされていますが従来の枠組みに当てはめるだけではなくて、我々の対策もできるだけ社会経済活動を維持しながらという方向で舵を切っているが国全体の方針対策も早い段階で示してもらえればありがたい」