中野市で4人を殺害したとして死刑判決を受けた青木政憲被告が「控訴したくない」などと話していることが分かりました。

弁護側は控訴する方針で、引き続き、被告の意向を聞きながら判断するとしています。

死刑判決を受けたのは、中野市の農業・青木政憲被告です。

青木被告は、2023年5月、自宅近くで散歩をしていた近所の女性2人と、駆けつけた男性警察官2人を猟銃やナイフで殺害した罪に問われました。

判決の後、青木被告の主任弁護士は「必ず控訴する」としていましたが、その後の接見で、青木被告は「控訴したくない」などと話していたということです。

また、接見の際、青木被告は、取り乱すことはなく、これまでと変わらない様子だったということです。

弁護側は、引き続き、青木被告の意向を確認しながら、控訴するかどうか判断することにしています。