クマの目や鼻にめがけて使う「ベアスプレー」が売れています。

モンベル安曇野店 榧本高幸(かやもと・たかゆき)さん:「中はトウガラシの成分が主に含まれていて、クマに刺激を与えて逃がす。クマも逃げることが多いが、その間に我々も焦らずにクマから距離を取る。連休前にも商品は入ってきたが、週末、連休で全て完売した」

レンタルもしていて、10月上旬まで予約が埋まっているといいます。

モンベル安曇野店 榧本高幸店長:「山に近い店なので元々問い合わせは多かったが、今年は8月の知床の事故を受けてクマへの危機感が高まっているのではないか」

クマを近づけさせないために代表的な対策グッズが「鈴」と「ホイッスル」。
場所や状況によって使い分けると効果的だといいます。


モンベル安曇野店 榧本高幸店長:「スタンダードなクマ鈴はリュックに取り付けるだけで歩けば音がなるので、簡単に自分の存在を知らせることができる。川のあるところを歩くときは、水の音で鳴っている鈴の音が消えてしまうことがあるので、そういう場合は笛(ホイッスル)で定期的に音を鳴らす」

ドングリの不作も重なり、エサを求めて人里に降りるクマが増える可能性もあります。


モンベル安曇野店 榧本高幸店長:「一人で山に入る人は特に音が出なくなるので、鈴や笛を使うほか、一人になって静かな時にクマと鉢合わせると危険なので、家の近くにゴミ捨てに行くときなどにも音の鳴る物を身に付けると、ある程度の対策になると思う」