出身は千葉県。両親の転勤で小学2年生の時に上田に来ました。

大学卒業後は近くにある障がい者支援施設で介護士として働いていますが、オフの時も広大な敷地での「仕事」がつきません。

田中さん:「これこれ職場です。僕の畑これです」

近所の農家に教わりながら、見よう見まねで始めた畑も3年目を迎え、トマトやトウモロコシなど8種類の野菜を育てるまでになりました。


家に帰ってからも「仕事」は終わりません。湿気がたまらないように1枚およそ10キロの畳を干していきます。


手入れや修繕で苦労も多い古民家。もとの持ち主が高齢のため管理をしきれず隣に住んでいた田中さんの両親に相談を持ち掛けました。

それを聞いた田中さんが軽い気持ちで購入を決めたといいます。


田中さん:「広いじゃないですか、何でもできそうなので僕は(実家の)狭い一部屋しかなかったから。リフォームすると現代風になってしまうから、今まで住んでいた歴史が消えてしまうような感じがして住んでいた方の歴史を紡いでいきたい」