伊那市の田原建築設計事務所が12月5日に長野地裁伊那支部から破産手続き開始決定を受けました。
民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、田原建築設計事務所は、1956年創業で、官公庁や民間向けに、ホテルなどの大型構造物から一般住宅の設計までを手掛け、97年9月期には年間収入高はおよそ1億1000万円を計上していました。
しかし、競争が激化する中、公共工事の削減や景気低迷による設備投資の縮小から受注が減少し、2024年9月期の年間の収入高は2000万円を割り込んでいました。
収益面も悪化し、借入金で補っていましたが、資金繰りがひっ迫したため、事業の継続を断念し、7月15日付で自己破産申請の準備に入っていました。
負債はおよそ3400万円だということです。












