県は昨年度、地域の住民でつくる「人口減少対策検討会」を設け、1年がかりで様々な提言をまとめました。

それを行動に移すため、今年5月に検討会のメンバーを中心に結成されたのが「きそびと会議」です。


代表の山下卓郎さんは4年前、妻の智美さんの出身地である木曽町に家族4人で移住しました。

きそびと会議代表 山下卓郎さん:「のびのび過ごせますし、子どもたちが家の中でも走ったり、生き生きできることが親として満足しています」


都内でデザイナーとして独立していた山下さん。自らの移住の経験から「地域の教科書」を作ろうと考えています。

きそびと会議代表 山下卓郎さん:「(移住前に)なかなか地域の情報が拾えなかった。地区のルールとか懇談会が年にどのくらいあるとか、区費がどうなってるか。(「地域の教科書」は)そういうのがデジタルで分かるような形に」

智美さんは週1回都内の勤め先に行く以外はリモート勤務。
希望するのは小児科の充実です。


都内から木曽町へ移住 山下智美さん:「東京は(診療が)時間遅くまでだったり、朝早かったり。ネット予約で、その時間に行けば待ち時間がすごく少ない。ここは9時からの受け付けでずっと待っていなければいけない」