気象庁は「巨大地震注意」を発表し、1週間、地震への備えを改めて確認することなどを呼びかけました。
県民は:
「最初何だったのって、もう来ると思って地震が、びくびくしていた」
県民:
「よくわからなかった」
一方、行政は臨時情報の発表を受け、県や対策推進地域の市町村では、警戒本部が設置され、情報収集や住民への注意や呼びかけが行われました。
県は初めて出される情報の理解を広めるのに課題を感じたと受け止めています。

危機管理部 前沢直隆部長:
「よりわかりやすくなるかということをちょっと議論をいたしましたけれども」
「まだまだ臨時情報の注意とか警戒っていうものに対する長野県民だけではないと思いますが皆さん、やっぱり理解がなかなか深まっていなかったのかなっていう気がします。どこまで浸透させるかってことが(課題で)あるかなと思います」
飯田市ではあるトラブルが起きていました。
本来置かれるはずの、警戒本部が設置されませんでした。
飯田市危機管理部 岡本佳宏部長:
「職員参集の計画の中で警戒態勢をとって警戒本部の準備という段階だったので、計画に沿って進めていきました」
地域防災計画の中で、「巨大地震注意」が発表された場合の対応として、あるページには「警戒本部を設置する」、またあるページには「準備をする」と異なる記述が混在していました。

飯田市危機管理部 岡本佳宏部長:
「本当は間違いがあってはいけないんですけど、今後市の計画を修正しなければならないという認識のもとで今回は動いていた」
県民そして、行政にも戸惑いや、準備しているつもりでも不備があったということがわかりました。
一方で、買占めなど目立った混乱はほとんどありませんでした。