市川智英医師:
「いきなり北アルプスに行っていいよとはちょっと言いにくいところがあるんですけども、いわゆる低山トレーニングみたいなのを始めた方がいいのかなと思うんですよね。理想は、月に2,000メートルくらい。累積標高差で」
注意点もしっかり聞いたうえで、測定したATの心拍数・117を目安に、それを下回る強度で、少しずつ登山を再開していけることになりました。
「ありがとうございました」

青木幸徳さん:
「山に登るというのをあきらめなくて済んだので、ちょっと安心しました。(自宅)近くの山から登り始めて、この長野県の山まで戻ってこられるようにがんばります」

現在、登山者検診の受診者数は年間30人ほどで、受診者も、取り組む医療機関も、もっと増えてほしいと市川医師は話します。
市川智英医師:
「山の情報とか山の技術とか装備等とかを整えるのは当然なんですけども、それプラスアルファで、自分のセルフチェック、セルフメンテナンスですよね」
「自分の体を知る」こと。
安全な登山の、第一歩です。