満面の笑みを浮かべた翌日 容体が急変

静かに語りかける秋田明美さん 【この記事の画像を見る】

(あゆみさんの母親 秋田明美さん)
「しかし、その次の日です。娘は脳死と判定されました。人間が生きていく上で大切な頭と心臓。脳が機能しなくなると、もう死を認めざるを得ません。娘はもう元には戻らないという事実を突きつけられました。

入院してから42日目。娘が天国へ旅立つ時が来ました。

おぎゃあ、と生まれた時、子どもは一生懸命泣いて、親である私たちは満面の笑みで迎えました。それが、逆になったのです。

娘が息を引き取るとき、その顔は笑顔でした。あんなに可愛かったかと思えるほど、可愛い娘でした。周りにいた私たち家族は、涙が止まりませんでした。

生きている間に、もっと『可愛いよ』と伝えてあげればよかった。私の応援は、あまり褒めずに『頑張れ、頑張れ』と励ますばかりでした。

その命が絶えるとき、娘は最後の笑顔で、私に『仲間の大切さ』を教えてくれました。そしてその笑顔が、今では私の生きる力になっています」

小学生のころのあゆみさんの笑顔