熊本地震で被災し一部区間で不通となっている南阿蘇鉄道、7月の全線での運転再開に向け工事が進められています。


記者「立野駅では着々と工事が進められています。5か月後に決まった全線再開に向け、沿線でも期待が高まっています」


立野駅の前に店を構える老舗饅頭店では、さっそく全線再開日までのカウントダウンボードが掲げられていました。


ーーこれが10日、9日となったら?
ニコニコ饅頭 髙瀬 大輔さん「そうなったら本当にドキドキでしょうね。毎日毎日変えていくのが楽しみになるかも知れないです」


毎日、立野駅の工事を見守ってきた高瀬大輔(たかせ だいすけ)さん。
ここで南阿蘇鉄道のシンボル・トロッコ列車が見られる日を心待ちにしています。

髙瀬さん「泣くかもしれません(笑)非常にうれしいことなので笑顔で迎え入れられたらなと思います」

一方、長陽駅でカフェを営む久永操(ひさなが そう)さんは、全線再開の日は店を挙げて盛大にお祝いしたいと期待を膨らませます。

久永屋 久永 操さん「(看板メニューの)シフォンケーキもそうですけど、音楽を聞きながら笑顔がたくさん生まれる日になったらいいなと思います」


熊本地震の発生からまもなく7年。
南阿蘇鉄道の再スタートをふるさとの活性化につなげていきたいと意気込みます。


久永さん「今までよりもより一層良い南阿蘇鉄道にしたいなという気持ちがあるので、そうしなきゃ復旧した意味がないと思うんですよ。それは僕たち次第なので、期待していてください!」