半導体製造大手TSMCの熊本県内進出に伴い渋滞緩和へ向けた実証実験です。
この実験は、菊陽町のTSMCの工場建設地に隣接する「セミコンテクノパーク」周辺の渋滞緩和を目指し、熊本県が今月1月27日に行います。

具体的にはセミコンテクノパークへの無料通勤バスを、熊本市東区や菊陽町の「光の森」など4つの方面から朝夕あわせて48便運行します。また、既存の「セミコン通勤バス」も増便させます。

セミコンテクノパークでは、約1万人が働いていて、そのうち9割ほどがマイカー通勤をしていることなどから、周辺の交通渋滞が課題となっています。
熊本県交通政策課 高松 江三子 課長補佐「社会課題を公共交通機関が中心となって解消していくということで、取り組みを実際にやれるということが大きな1歩を今回踏み出せるのではないかなと」

TSMCの進出で渋滞悪化が懸念される中、熊本県は公共交通機関の利用を促進させたい考えです。