減り続ける「たこ焼きの主役」

タコ養殖を研究するホットランドHDの施設が「上天草水産研究所」です。タコ漁が盛んで温暖な気候の、熊本県上天草市を拠点にしました。

しかし、熊本県内でもタコが獲れなくなってきています。2003年には669トンだった水揚げ量が、2023年には216トンにまで減少しました。

上天草市のタコ漁師「全然とれていない。もう100個のタコ壺に1匹入っているかいないか。温暖化でしょうね、育たない。海藻がなくなってしまった」

温暖化でタコのエサが付着する海藻も減っていると見られ、漁師は「それも一因ではないか」と話します。

その流れを食い止めるべく、森井さんたちはやって来ました。

ホットランド 森井俊三さん「これからタコを養殖して事業化していくことをしっかり目指しているので。『最前線にいる』という自負はあります。弊社だけが潤えばいいとは思ってなくて、いろんな方に技術を提供して、全国各地でタコを盛り上げたい」