蒲島郁夫(かばしま いくお)熊本県知事はどう判断するのでしょうか。

熊本空港に鉄道で乗り入れる「アクセス鉄道」について検討する委員会は、肥後大津(ひごおおづ)駅からのルートが良いとする結論を出しました。


県は現在、熊本空港へのアクセスを向上させるためJR豊肥線から分岐する鉄道の整備を検討しています。

三里木(さんりぎ)、原水(はらみず)、肥後大津(ひごおおづ)で分岐するルート案が示されていますが、有識者などで作る検討委員会はきょう11月9日、『肥後大津ルート』が良いとする結論を出しました

空港アクセス検討委員長 慶応義塾大学 加藤一誠 教授
「肥後大津ルートをこの委員会としての結論としたい」


約410億円と建設費を最も抑えられる点や唯一、乗り換えなしで熊本駅とつなぐことができる利便性が評価されました。


熊本空港アクセス検討委員 JR九州 中野幹子 熊本支社長
「一般論としては(直通運転が可能な)肥後大津ルートが素直かなと感じています」


蒲島知事は、年内にもどのルート案にするか県としての方向性を示すとしていて、今回の検討委員会の結論が、その判断に大きな影響を与えることになりそうです。