原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分場選定についての説明会が昨夜(6月12日)、熊本市で開かれました。

国は「核のごみ」を地下深くに埋めて最終処分する方針ですが、方針決定から20年以上経った今も受け入れる自治体が決まっていません。

説明会は処分事業に理解を深めてもらおうと、国などが企画し、約30人が参加しました。

原子力発電環境整備機構 佐藤一郎部長「日本全国の方々に処分事業を広く知ってもらいたい」

説明会では地層処分の仕組みのほか、地質などから処分に適した地域を示す「科学的特性マップ」が紹介され、熊本は県北と県南の一部地域が最も好ましい、濃いグリーンに色づけられていることが報告されました。

こうした説明会は全国200か所以上で開かれていて、県内では今回が6回目です。