熊本県内の政党支部や政治団体の活動資金となる去年の政治資金収支報告書が公表されました。

政治資金パーティーによる収入は、前の年から約8割 減少しています。

政治資金パーティー収入は「86%減」

収支報告書は政治資金規正法に基づき、毎年提出が義務付けられています。

熊本県選挙管理委員会によりますと、報告の対象は869団体で、全ての団体の収入総額は約27億932万円となり、前の年と比べて1億円ほど減りました。

▼全団体の収入総額(過去3年間)
2024年分 約27億932万円
2023年分 約28億1786万円
2022年分 約27億1362万円

県選管は、選挙の数が前の年よりも少なかったことが減少の要因と見ています。


収入のうち、政治資金パーティーによるものは2457万円で、前の年と比べて86%減少しました。

▼政治資金パーティーの収入
2024年分 2457万円
2023年分 約1億6967万円

県選管はこの要因として、前の年に21件あったパーティーが5件に減ったことを挙げていて、自民党の関係者には「党の派閥の裏金問題を受けてパーティーを自粛した」と話す人もいました。