熊本市が21日(金)に一般運行を始める自動運転バス。17日に関係者向けの試乗会が行われました。
その乗り心地は?後生川凜アナウンサーが体験しました。
熊本市役所や熊本城周辺を走る自動運転バス。試乗会には、大西一史市長や報道陣たちが参加しました。
後生川凜アナウンサー「車内は一般的な路線バスとさほど変わりありませんが、前方右側には大きなモニターが2つ設置されています」

モニターには、バスが通るルートや車両や通行人などの障害物が表示されます。
自動運転とはいえ現状は運転手が同乗し、いつでも手動運転に対応できるようにしています。実際に、運転手が操作する場面もありました。
後生川アナ「周りの交通状況によっては手動運転になるタイミングもあるようです。そして自動運転に戻りました」
自動運転バスの実証・運用を手がけるボードリー 宮田昂矢さん「運転手が危ないかもと思ったときには、手動に切り替えることになっています」

運転手不足解消が目的の自動運転バス。熊本市は2027年度までに運転手なしでの運行を目指しています。
2025年1月には実証実験中に路線バスに追突される事故もあり、安全面が不安視されるなか、大西市長は市民の理解が大切だとしています。
熊本市 大西一史市長「周りのみなさんが自動運転バスをしっかり認識するということがすごく大事だなと」
(スタジオ)
後生川アナ「きょうの試乗では、バスの左後ろに『バスの左折を待つバイク』がいて、バスはそのバイクを『障害物』として認識してなかなか左折できない…という場面がありました。自動運転バスには“お先にどうぞ”が伝わらない場合があり、私たちは自動運転バスの特性を理解する必要がある、と感じました」
まさやんキャスター「自動運転バスが安全最優先で運行しているが故に…ということでしょうが、そういう点も今後改善されていくかもしれませんね」
自動運転バスの運賃は無料で、3月21日(金)から一般運行が始まります。