熊本地震から8年、当時のボランティアをきっかけに人生が大きく変わった男性を取材しました。

静岡から熊本・西原村へ移住 

去年(2023年)6月。復旧工事が終盤に差し掛かっていた阿蘇神社の楼門の前で結婚式の記念撮影が行われていました。

小出真也さん「まだまだ復興の最中ですが、今後の熊本をもっと目に焼き付けて妻と共に生活していきたい」

こう話すのは、静岡県出身の小出真也(こいで まさや)さん 48歳。8年前、災害ボランティアの一員として熊本県にやってきました。

小出さん「タネイモっていうのを植えるんです。秋ごろにまた食べられるようになります」

現在は、妻・美紗子(みさこ)さんと2人で熊本県の西原村(にしはらむら)で使われなくなった畑を借り、農業を営んでいます。

小出さん「熊本地震の痕跡も見られないぐらい だいぶ綺麗になってきているんですけど、当初は畑の近くの道も通れなかった」