2023シーズンの “一貫した試み” とは―。

今シーズンの林は、マツダスタジアム2階席を直撃する特大のホームラン(5月28日)を放つなど、インパクトは残しました。ただ、1軍出場は20試合…。それでも年間を通して “一貫した試み” ができたと自信を得たシーズンとなりました。

林晃汰 選手
「自分的には、なんていうんですか、満足するような形ではなかったんですけど、バッティングの面ではしっかり自分の形というか、そういうものを1年間貫けたのかなとは思うので、そこはやっぱり継続してやっていきたいなとは思っています」

「その日によっても(コンディションは)違いますし、その中での “引き出し” というか、こういう形になっているなあと思ったら、練習で修正したりとか、そうやって理想の形というか、感覚というか、そういうものを試合前に近づけていこうっていう感じで行った結果、それが1年間できたと思うので、そこはよかったなと思います」

シーズンを通してコンディションと向き合うことのできた林ですが、バッティングフォームでも自身が “納得できる構え” が見出せました。

林晃汰 選手
「ことしの1月、自主トレである程度、自分の中でも楽にというか、そういう構えで自分の一番力が出やすいような構えで打ちたいと思ったので…」

今シーズン、たどり着いたのか、棒立ちのようにも見える構え―。構えすぎていないからこそ、タイミングを早く取ることができ、“自分の間合い” で打つことができるといいます。

林晃汰 選手(4月)
「ゼロからいっている感じがあるので、自分の中で。ちょっとでもなんかひざを曲げたりとか、ちょっとでもなんかしようとしたら力感がついちゃうので。そこをもう “ゼロにしたい” っていう気持ちで立つという」

プロ5年目で自分自身としっかり向き合うことができた林。さらに今シーズン、覚醒の兆しを見せた “ある先輩” の存在が、林の闘志を燃やしてくれたそうです。