このプロジェクト、試食会の1年前からスタートしていました。広島を盛り上げようと、今までになかった商品の開発や魅力の発掘をする福屋の取り組みの一環として始まりました。

井辻食産 井辻龍介社長
「福屋さんをはじめ、一般消費者の方も含めて、本当に今までにないような商品が出来上がるような気がしているので、ちょっとワクワクしてます」
福屋 上田知宏営業副本部長
「目標は、改めてですけど、自宅で冷凍餃子を食べる頻度を高める」

方向性がブレないように、目標を確認しあいます。更に消費者の意見を聞こうと、アンケート調査は、予定を変更して2回実施し、回答は3000件を超えました。

試食会から10日あまり過ぎ、工場では、試食会で出た意見を元に餃子作りが進められていました。

新たに試作されたのは3品。
・ネギの量を増やしたもの
・県産のショウガを入れたもの
・ごま油をネギ油に変更したものです。

井辻食産 鈴木潤工場長
「ごま油がねぎ油に変わるだけでも、だいぶ風味が変わると思うんで」

工場長自ら、餃子のタネを丁寧に作り上げていきます。

井辻食産 鈴木潤工場長
「ショウガが主張しすぎても良くないと思うので。かと言って、ショウガを感じないのも入れる意味がない」

試食会の要望に応えた3種類のタネが、出来上がりました。そして、それぞれを米粉に玄米粉を混ぜた特製の皮で包んでいきます。

井辻食産 鈴木潤工場長
「それぞれ、どれも特色あって美味しくなると思うんですよ」
「(おススメは?)難しいですね。こればっかりは。僕が決められないですからね」