― プロへの思い
「誰にも負けたくないなっていうのは、やっぱりもっと強くなります。ほかの高校
よりは絶対、自分たちはやってきていると思うので、練習してきた自信はあります」
― 両親からの言葉
「『自分が決めたことだから、しっかりがんばれ』というか、『悔いがないようにしろよ』と言われました」
「ドキドキしてきた」
伊東平 アナウンサー(広陵高校から)
「ドキドキしてきた」という素直な言葉も漏れましたけれども、それもそうですよね。ただ、真鍋選手、「してきた練習には自信があります」と言い切れるほどの努力というのが最大の魅力です。これは今に始まったことではないんです。

中学時代に所属していました広島安芸リトルシニアの 川上祐 総監督は、当時の真鍋選手について「野球が大好きで練習も手を抜かず、自分の意志で黙々とやっていた」と。常に全力で取り組んでいたということです。そして、「遠くに飛ばす能力というのは、彼の努力のたまものです」ということでした。
その努力は体作りにも表れています。現在、身長はことし1年間でさらに2センチ伸びて、190センチに到達しました。体重は、夏の大会が終わってから3キロ増えて95キロ。入学から比べるとプラス10キロ以上ということですので、本当に努力をして体を大きくしてきたんですね。ただ、本人はまだまだ大きくしたいということでした。
気になるのはその食事。真鍋選手、きょう、お昼をどれぐらい食べたのかなというところなんですけど、やっぱり緊張感あったんですかね。ラーメン一杯。とご飯800グラムということで、いつも通りしっかり食べることができたということです。800グラムですよ。すごい量です。
最後、真鍋選手に「緊張していますか?」っていうふうに聞いたんです。そしたら胸に手を当てて、目をつぶってニコッと微笑んで「楽しみです」というふうに言っていました。プロでの上位指名、さらには大学進学、両にらみでこの後、運命の瞬間を待ちます。