ロボットが新たな雇用を生みだすことができるのでしょうか? 広島市のカフェで、分身ロボットを活用して「離れた場所」で働く実証実験が始まりました。
分身ロボットが登場したのは、アンデルセンカフェひろぎんホールディングス本社ビル店です。実証実験では、北海道から沖縄まで全国から41人の「パイロット」と呼ばれる難病や重い障害のため外出が難しい人たちが、「分身ロボット」を遠隔操作し、サービスを提供します。
オープンしたカフェでは、さっそく分身ロボットが接客をしていました。

来店客たち
「体が動かなくても仕事ができるステージがどんどん広がっていければいいなと感じました」
「家からオンラインで授業を受けたりするときに(こういうツールが)チャンスかなと体験をしに来た」
一般オープンを前に19日、メディア公開が行われました。
オリィ研究所 吉藤オリィ 所長
「体を動かすことができなくなってなお、社会で活躍することはできるとわたしたちは思っています。心が自由であれば、どこへでも行けて何でもできる」
吉藤所長は、分身ロボットがそれを実現させてくれるとあいさつしました。