大瀬良の投球に応えたい打線は8回、野間がチーム6本目のヒットで出塁すると、絶好調・小園が2試合連続マルチ安打となるヒットで続き、1アウト・2塁・1塁の大チャンスを迎えます。

ここで新井監督が勝負に出ます。4番・堂林に代えて、代打は待っていました!松山竜平 。全国のカープファンの期待を背負ったスイングは…、ボール球に手が出てしまい、くやしい三振。

8回のマウンドは、島内颯太郎 。最優秀中継ぎ投手の力をいかんなく発揮し、この日も速球とチェンジアップで翻ろうします。キッチリ三者凡退でつなぎます。

同点のまま迎えた9回は、帰ってきた “守護神”、栗林良吏 。2アウト・満塁のピンチを背負い、8番・木浪に投じた24球目。

実況
「木浪に栗林が投げました。打ちました。1・2塁間を抜けた。ライト前ヒット。木浪が打った。今、3塁ランナー、ホームイン。タイガース、サヨナラ! 第2戦もものにしました。木浪のサヨナラタイムリー!」

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コメンテーター 木村雅俊 さん(中国新聞社 編集委員室 特別委員)
第2戦目は、末包昇大 がピッチャーライナーを打ち返してゲッツーをとられた場面があったんですけど、西川選手の当たりもそうですけど、本当にああいうちょっとした運が19日に関してはなかった。カープの方にちょっと運が向いてくると試合全体の流れも変わって、勝てば、また全部の流れも変わるんじゃないかなという可能性もあるので。

中根夕希 キャスター
締まった試合でした。大瀬良投手の気迫がすごかったです。

青山高治 キャスター
よかったですよね、大瀬良投手。

木村雅俊 さん
本当、今、出しうる力を全部出した感じだったので。球数もまだ80球だったので本当はもっと投げていいんですけど、それだけ19日は全勢力を注ぎ込んでいたので…。ナイスピッチングでした。

青山高治 キャスター
末包選手が後逸した場面でもそのあとの大瀬良投手のピッチングってのはさらに気合いが増した感じでした。

木村雅俊 さん
そのあともゼロで抑えていますし、チェンジになったときもちゃんとベンチの前で出迎えたりしているので、決してベンチワークがどうこうはないので。流れはもう、たまたま、19日はちょっと神様が阪神のほうを向いている感じが多かったので、きょうこそはという感じです。