G7広島サミットでバイデン大統領が宿泊したホテルでは…

グランドオープンから1周年を迎えるヒルトン広島です。4階フロアを中心に婚礼施設が設けられています。こちらは、メディア初公開!『ブライダルスイート』と呼ばれる完全個室の空間で、新郎がスピーチの確認をしたり、新婦と父親がエスコートを練習したりするなど、挙式前の大事な時間を過ごす場所として用意していたそうです。

ズラリと並んだウエディングドレス。ヒルトン広島オリジナルドレスも用意されています。広島の県民性としては、「新婦の母親の意見」が尊重されることが多いそうです。そして、最大80人が出席できるチャペルです。

正面には、三段峡をイメージしたデザインも! 宴会場では、プロジェクションマッピングの演出が行われるなど、最先端な披露宴の演出が用意されています。ホームページでスペシャルプランを確認すると、新郎新婦と両親の宿泊も付いて150人出席で費用は、なんと535万9315円!

ヒルトン広島 アシスタントセールスマネージャー 松島友美 さん
「エレガンスプランということで、10名様96万円で進めていこうと思います。ホテルってすごく格式が高く見えてしまうけどもカジュアルに」

大人数の豪華な結婚式もできるヒルトン広島ですが、このところの「少人数ウエディング」も取り込もうと新たなプランを立ち上げました。それが、『プレミアムスイートウエディング』です。

ヒルトン広島の強みであるスイートルームを使用したウエディングプランです。21階のスイートルームには、食事を囲むテーブルや大型ソファーが置かれ、広島の絶景を楽しむことができます。この部屋が披露宴の会場に生まれ変わります。

ヒルトン広島 マーケティングディレクター五戸若茂子 さん
「限られた人数とこの絶景をながめながら。ほかでは味わえない、ハウスウェディングっていうイメージなんですけれど」

この日は、新たなプランを紹介する宣伝用の撮影です。まずは撤収するものを別室へ移動。そして、新たに運び込まれた装飾用の花たち。飾りつけるのは、ホテル1階に店舗を構えるフローリストハンナヒルトン広島店のスタッフです。

迎えた撮影当日、最終仕上げが行われていました。飾られた花、その数、なんとおよそ550本。何ということでしょう!? スイートルームが、ウエディング会場に生まれ変わりました。会場の出来上がりを総支配人がチェックにやってきました。

サミュエル・ピーター 総支配人
「良いね! すごい良いね!!」

総支配人も満足そうです。そして、新郎新婦役のモデルの準備も整い、いよいよ、宣伝用の撮影がスタートです。1シーンごと、モニターで確認しながら進められていきます。陽もすっかり落ちて、キャンドルも灯される中、撮影は続けられていきます。最終カットの確認です。

「はい、OK」「ありがとうございました。お疲れさまでした。拍手…」

3時間の撮影を終え、関係者からは拍手が上がりました。

ヒルトン広島 マーケティングディレクター 五戸若茂子 さん
「結婚される方っていうのは、必ずマーケットとしてはあると思うので。ホテルとしても何か新しい切り口で、いろんな場所とか、経験をご提供できたらいいかなと思っています」

少子化によるブライダルの減少や少人数化、そして多様化するライフスタイルの中、新しいおもてなしのブライダルが求められています。