広島県内では15日夜、広島市と安芸高田市で相次いで住宅が燃える火事がありました。
警察と消防によりますと、広島市東区福田の住宅で15日午後11時ごろ、「1階から炎が出ている」と近所の人から119番通報がありました。
消防車16台が出動し、火はおよそ2時間後に消し止められましたが、木造平屋建ての住宅が全焼。焼け跡からは1人の遺体が見つかりました。この家にひとりで住む高齢の女性と連絡がとれていないということです。
また、安芸高田市甲田町深瀬でも、住宅が全焼する火事がありました。15日午後9時40分ごろ「家の周りがオレンジ色に見えた」と、付近の道路を走行していたドライバーから119番通報がありました。
消防車9台が出動し、火はおよそ2時間半後に消し止められましたが、住宅は全焼し、焼け跡からは1人の遺体が見つかりました。この家には高齢の男性がひとりで住んでいましたが、連絡がとれていないということです。
警察は2件の火事について、身元の確認を進めるとともに、原因を調べています。
広島県南部では16日午後6時現在、乾燥注意報が発令されています。17日まで空気の乾燥した状態が続くため、火の取り扱いに注意してください。

































