10月1日(日)阪神戦(マツダスタジアム)一岡 万感のラスト登板

そして迎えた、きのう(10月1日)、引退を発表た 一岡竜司 の会見が試合前に開かれました。

広島カープ 一岡竜司 投手
「現役生活12年間、専門学校からプロに入団できて2~3年できればいいなと思っていたのが正直な気持ちなんですけど、移籍も野球選手として経験できて、なおかつ12年間もできて、さらにこういう引退試合、セレモニーもしていただいて、本当に周りの方に恵まれた12年間だったなと思います。ここ2~3年は1軍の戦力になっていなかったし、モデルチェンジじゃないけど、スタイルを変えてはいたけど、正直、1軍で通用するレベルにはならなかったというか、ずっと思っていた気持ちなので、それを一週間前くらいに球団に言わせてもらいました」

会見後、選手たちの前であいさつをした一岡。ウォーミングアップ中には新井監督やチームメイトと談笑する姿がありました。

勝てば、2位確定となる今シーズン最終戦。一岡や 今村猛 とともに「カピバラ3兄弟」とも言われた 大瀬良大地 が、一岡の登場曲でマウンドに上がります。

その大瀬良、初回、いきなり1アウト・満塁のピンチを作りますが、5番・佐藤輝明。つづく6番・ノイジーを三振に斬って取り、得点を与えません。

3回、大瀬良がノーアウト・2塁・1塁のピンチを背負うと、新井監督が動きます。早くも大瀬良から 大道温貴 に継投。代わった大道は、1アウト・満塁として、またも打席は佐藤輝明。しかし、ここはセンター前に運ばれ、先制を許します。

地元でのCS開催に向け、是が非でも勝ちたいカープは、直後の3回ウラ、ランナー1人を置いて1番の 小園海斗 。「つなぐ気持ちでいった」という当たりは、ライトスタンドに飛び込む逆転ツーランホームラン。9月の打線を引っ張ったバットマンの一打で試合をひっくり返します。