5月26日(土)

そのサヨナラ勝ちを収めた金曜日に26歳の誕生日を迎えたのが、土曜日の先発・森下暢仁 。「26歳初勝利」といきたいところでしたが、先頭から連打を浴び、ピンチを背負うと、サンタナのタイムリーなどで2点の先制を許します。

それでも打線は2回、この回の先頭、6番・デビッドソン。追い込まれてからの4球目でした。「コンパクトに打つことができた」と2試合連続、今月7本目となる一発は16号ホームラン。1点を返します。

しかし、その後も森下が、本来の投球とはいかず、直後の3回にもノーアウト・満塁のピンチ。ここからヤクルトの4番・村上、5番・サンタナと2者連続三振で2アウトまでこぎつけます。

しかし、6番・オスナに1・2塁間を破られるタイムリーヒット。さらには 末包昇大 と森下のエラーも重なってしまい、3点がヤクルトに。森下は、今シーズンワーストの5失点で26歳最初の白星とはなりませんでした。

序盤で4点ビハインドと苦しい展開になったカープ。それでも、今シーズンはここまでマツダスタジアムでヤクルトに負けていません。4回ウラ、ヒットとフォアボールで満塁のチャンスを作ると、打席には末包。詰まった当たりでしたが、ファーストの横を抜けるタイムリー。守備のミスを取り返す一打で2点を返します。

さらに2アウトながら再び満塁として2番・野間峻祥 。得点圏打率3割を超え、データ通りの勝負強さをここでも発揮しタイムリー、ついにカープが試合を振り出しに戻します。

そして、再び1点を勝ち越されて迎えた5回。ランナーを1塁に置いてデビットソン。ヒゲをそった大砲の勢いが止まりません。来日初の1試合2本目となるホームランで逆転。この試合、初めてカープがリードを奪います。

1点でもリードを奪えば、そこからは好調を維持するリリーフ陣の出番。6回には3番手の 中﨑翔太 が、1アウト・満塁のピンチを招きながらも、ダブルプレーで切り抜けます。

7回は 大道温貴 、8回は 島内颯太郎 、そして最後は 栗林良吏 が締めてゲームセット。これで今シーズン、マツダスタジアムでのヤクルト戦の連勝は「11」まで伸びました。

広島カープ デビッドソン 選手
「アリガトウゴザイマス! マツダスタジアムが本当に大好き。ここでホームランを打てるのはいいこと」