農業高校の生徒たちが飼育した「極上」の豚肉を使ったロースハムが完成し、広島・江田島市のレストランで販売が始まりました。極上の秘密は、江田島市などで作られるオリーブにありそうです。

江田島市にあるレストラン「オリーブファクトリー」です。テーブルに運ばれて来たハムが、販売を始めたロースハムです。

東広島市にある西条農業高校 畜産科の生徒たちが加工しました。ブタは、生徒たちが育てたもので、格付け団体が最高ランク「極上」に選んだ豚肉を使っています。

極上は、昨年度、出荷された国産豚肉の中でわずか0.7パーセントしか選ばれなかったほど貴重な食材です。

ロースハムを食べた人たち
「オリーブオイルとの相性がすごくいいと思って、ワインと一緒に飲めたら一番いいですけど」
「(極上を)食べることはないですね。とろけるような感じでおいしかったです」
そんな貴重なブタを飼育することができた秘密とは…

畜産科は、15年以上前から広島県内のさまざまな地域資源をブタに与える研究をしています。

西条農業高校 畜産科 石井朝子 教諭
「地域に還元できるような豚肉を作りたいというところがスタートです。全てがブタのえさにできるかといって、なかなかそういうわけではないので」