いすゞ自動車 片山正則 会長
「(商用車の場合、)1トンの荷物を何キロ運んだかっていうのが商売になる。特徴をお客さんがどういうふうに使うか、使われるかという選択なんです」

物流領域では、燃料電池よる大型トラックからBEV(バッテリー式電気自動車)の小型や軽トラックまで、使われる環境を考えて多様な技術で対応していこうと提案しています。

小型車でグローバル展開するスズキは、インドでバイオガスの精製事業を行っていて、天然ガス自動車の展示を行いました。

スズキ 鈴木俊宏 社長
「3億頭の牛の出す牛糞を活用すると、3000万台の車を1日に動かせるんです。これだって立派なカーボンニュートラル対応というか、CO2の排出量削減の1つであるわけです」

また、スズキでは、ホンダ・ヤマハ・カワサキとともに水素エンジン技術の普及に向けて共同研究をスタートさせました。

スズキ 鈴木俊宏 社長
「基礎的な研究とか始まりの部分は協調領域として各社で知恵を出し合うとか。あとは本当に商品化に向けてのところは競争領域で、それぞれのメーカーの特色を出していく」

二輪メーカーのヤマハは、通学や通勤など日常の移動にはバッテリーEVがいいとしながらも、大型バイクなどロングツーリングには、燃料系の技術革新に期待を寄せています。

ヤマハ発動機 日高祥博 社長
「水素の内燃機関の研究開発もしたいし、あとはレースの世界では使っていますけども、イーフューエル(合成燃料)に対応した内燃機関。こういった研究開発を進めておきながら、今までのお客さまにとっての価値を失わせない形で内燃機関を残せたらなという取り組みをしています」

ホンダの 三部敏宏 社長は、電動化への加速が増していると分析しています。

ホンダ 三部敏宏 社長
「数年後を今、考えてみると、われわれが当初、予測したよりも早く進んでいるというのが現実であるということです。1つ、加速の要因としては、EUをはじめ、非常に規制を含めてかなり早く進んでいるということです」

地元メーカーのマツダは、どう取り組んでいくのでしょうか?