海上自衛隊呉地方総監部は9日、複数の同僚から現金を借りて返済できなかったり、現金を盗んだりしたなどとして、護衛艦とねの海曹(43)を懲戒免職にしました。

呉地方総監部によりますと、海曹は2019年から2024年までの間、4人の同僚隊員に「家族の医療費が必要」「離婚の弁護士費用が必要」などと嘘を告げて、計約1280万円を借りたものの、返さなかったということです。海曹は借りた金を借金の返済や、競艇・パチンコなどのギャンブルに充てていました。

また、2024年には、艦内で13人の同僚隊員の財布から現金32万円や、スマートフォン、ゲーム機などを盗んだとされています。

このほか、同僚隊員がロッカーに保管していた制服や、部隊が保有するデジタルカメラを盗んでリサイクルショップに売却したりして、3万5000円の利益を得たということです。

現金を貸していた同僚隊員が、いつまで経っても返済がないことから上司に相談したことなどで発覚しました。

護衛艦とね艦長の谷口真彦(たにぐち・まさひこ)二等海佐は「大変重く受け止めている。隊員に対する服務指導・教育を徹底し、再発防止に努める」などとコメントしています。