伝統的な技と文化を支える人たちを称える表彰式が、広島市で行われました。

経済産業省は、伝統工芸の振興に功績があった個人などを毎年、表彰しています。中国地方では今年度、6人が表彰されることになり、中国経済産業局の林揚哲 局長から賞状が贈られました。
このうち熊野筆事業協同組合の大久保順一さんは、さまざまな毛を使い、書家の要望に応じた理想の筆を作り上げる技術が高く評価されました。
熊野筆事業協同組合 大久保順一 伝統工芸士
「自分の思ったような字が書けるような筆を常に心がけて作ってます。賞に恥じないような、技術を磨いて筆を作っていきたい」
宮島細工協同組合の小田隆一さんは産地の振興に貢献し後継者の育成に尽力した功績が認められました。
宮島細工協同組合 小田隆一 理事長
「うれしい一言。こんな大きいのを作るのは宮島では私一人になったので、がんばってます。モノづくりより人間作りをねしていきたい」
経済産業省は、こうした表彰を通じて、作り手の意欲向上を図りたいとしています。


































