去年閉館した「マリホ水族館」が、形を変えてオープンすることが発表されました。

年内に開業する新たな水族館は、その名も「シン・マリホ水族館」です。
2017年、広島市のマリーナホップに開業した「マリホ水族館」は、去年12月に閉館しました。
それから4か月…。マリホ水族館を運営していた第一ビルサービスは、新たな計画を発表しました。
旧マリホ水族館・宇井賢二郎館長
「物語は終わりませんでした。マリホ水族館は『シン・マリホ水族館』としてアルパークに移転します」

発表によりますと、「シン・マリホ水族館」は、広島市西区の商業施設「アルパーク」の東棟3階を改装し、ことし冬に開館する予定です。
マリホ水族館の2倍の面積となるおよそ760平方メートルの展示スペースには、県内の渓流を再現した展示などおよそ70の水槽を設置するほか、新たな展示にも挑戦するとしています。

マリホ水族館の館長だった宇井賢二郎さんが“シン”館長を務めます。
シン・マリホ水族館・宇井賢二郎館長
「シン・マリホ(水族館)の『シン』ですが、新しいという意味もありますし、水族館として“進”化もしたい、お客さんに対して“真”摯に真心込めて運営したい。今後水族館を運営していってシン・マリホ水族館の『シン』ってこんな意味だったんだなと思える日がくればいいのかな」

オープン当時、全長50メートルの水槽があったアルパークにとっても、「水族館の復活」になります。
大和ハウス工業・川西博也 上席主任
「こども含め時間消費ができる施設を目指すなかで、(水族館は)一つのコンテンツとして非常に有効」

広島市では、旧そごう新館にもことし秋以降、「都市型水族館」がオープンする予定です。
マリホ水族館の閉館で「水族館がゼロのまち」になった広島市で、ことし2つの施設ができることになります。

































