西日本豪雨の被災地の小学生が、防災意識を高めようと、ユニークな取り組みを始めました。子どもたちをサポートするのは、大手生活雑貨の「無印良品」です。
坂町小屋浦小学校 香川千恵校長
「これまで学んだことを5年生になったいま、自分たちにできることを考えて、発信していく番がやってきた」

プロジェクトに参加するのは、坂町小屋浦小学校の5年生12人です。
自分たちの手でオリジナルの防災セットを作りたい子どもたちの思いを、無印良品を手がける良品計画がサポートします。

5年生 矢野楓奈さん
「いつ災害が起きても逃げられるよう防災セットを日ごろから準備しておく必要がある」
2018年7月の西日本豪雨。小屋浦地区では、多くの住宅が土石流に飲み込まれ15人が犠牲になり、いまも1人の行方が分かっていません。
気象予報士 末川徹
「自然災害伝承公園です。毎年7月になると追悼集会が開かれますが、災害の記憶は徐々に薄れているといいます」