広島レモンサイダーは、2011年に販売を始めました。


製造のきっかけは、この年の収穫シーズンに記録的な寒波が襲い、レモンの皮が傷んで出荷できなかったことです。


広島のレモンが今ほど注目されておらず、何とか売り込もうと考えていた時期でもあったといいます。


川田洋次郎 代表理事会長
「長年かけて広島県の特産品をなんとか作っていこうとやってきた、ある意味では成果みたいなものが象徴されたような場面かなというような気がします」


川田さんは、G7広島サミットで各国の首脳らが広島の食文化や食生活に触れてほしいと語ります。

川田洋次郎 代表理事会長
「広島の食生活の代表格と言ったら、やっぱりお好み焼きでしょう」


「みなさん、鉄板の上でですね、ヘラで食べるような体験もしていただければいいのかな。その際にですね、アルコールがダメな人は、広島レモンサイダーでも飲んでいただいてですね」


その際、デザートとしておススメしたいのが、「はっさく」だといいます。


因島が発祥地のはっさくは、ゼリーやシャーベットとして広島のおみやげとしても人気があります。


JA広島果実連 川田洋次郎 代表理事会長
― お好み焼きを食べながらレモンサイダーを飲んで?
「そう」


― デザートにはっさくゼリー?
「そう。そんなところがね、できたらなって思いますけどね。(はっさくを)レモンに続く商品というか、広島を代表するような果物に育て上げたい」


さまざまな期待が寄せられるG7広島サミットは、半年後の来年5月19日から21日まで開催されます。


― 県や広島市などで作るサミット県民会議は、サミットで県産品を活用してもらおうと、各自治体から推薦があった県産品のリストを国に提出しています。


― 食材などでは、和牛やお米・野菜、カキや新鮮な魚、柑橘系とはじめとした果物、そして広島といえば日本酒など1166品をリストアップしています。


― さらに工芸品です。筆や化粧筆、デニムや着物といった衣類、けん玉、しゃもじ、折り鶴の再生紙など、広島といえばというような工芸品を139品リストアップしています。


― 食材と工芸品を合わせると1300品ぐらいですか。全部、採用されてほしいですが、どれが話題になって、どんな反響が起こるのかというのも楽しみです。

― これらのリストなんですが、日本で開催されるサミットでもあるので、広島だけではなく、日本全国の特産品も含めて外務省がどういったものを使うのかを決めていくということです。