19日午前、広島県北広島町で、クマがワナの中に入っているのが見つかりました。近くには親グマとみられるクマも確認され、警察などが注意を呼びかけています。
こちらは、19日午後4時半ごろ、RCCのカメラが撮影したクマの映像です。箱ワナのそばに1頭いるのが確認できます。
クマが見つかったのは北広島町中原です。町などによりますと、午前9時ころ、「仕掛けていた箱ワナにクマ1頭が入っている」と地元住民から連絡がありました。職員が現地で確認したところ、ワナにかかっているのは、子グマとみられるということです。
近くでは、12日にクマの痕跡が確認され、17日にはクマ2頭の目撃情報があったため、箱ワナを設置。このうちの1基に、19日朝、子グマがかかったということです。県などがドローンで親グマを捜索しましたが、その際には発見には至らず、捜索を中断していました。
北広島町では20日、職員やハンターが再度、親グマの捜索を行うことにしています。警察は、▼クマを目撃しても近づかず刺激しないよう、▼エサになるようなものを放置しないよう、注意を呼びかけています。