あいあいねっと 代表・原田佳子さん「(コメの寄付は)3分の1以下です。段々減っている。小売店舗であまったものがフードバンクに来るんです」

(記者)「店でコメが余らなくなった?」

「そういうことでしょう」

多いときで600キロあったコメの寄付は100キロに満たない月も…

「おコメが本当に来なくなって。いまかろうじてイズミさんのフードドライブでこの2キロが届いているので」

あいあいねっとのスタッフが向かったのは近所にあるスーパーマーケットです。家庭で余った食品を店舗が回収する「フードドライブ」。このスーパーでは、広島エリアで初めて導入し、この日が最初の回収日です。

食品はあいあいねっとが回収し、支援先に届けられます。善意で寄せられた食品。もちろんどれも嬉しいのですが、値上げされると分かっていれば、喜びもひとしおです。

(あいあいねっとスタッフ)「マヨネーズが来ましたよ、マヨネーズが」

マヨネーズに喜んだのもつかの間…

(あいあいねっとスタッフ)「あ、これちょっと賞味期限が切れてる。3月だ」

代表の原田さんは、物価高での支援依頼は過去のリーマンショックやコロナ禍の不況とは少し異なると感じています。

「年金暮らしの高齢者からのSOSが増えてきた。物価はドンドン上がるのに年金はほとんど上がらないと。むしろ物価の値上がりについて行けないので(年金が)目減りしていると。そういうものが反映されてうちのところに支援(依頼)ということで表れている」