ついに完成した防災スイーツ ハッピーになれる保存食目指して

その後、県外の食品技術会社や広島県の協力もあり、構想から3年以上経った去年11月、ついに完成しました。現在設定している賞味期限は1年ですが、今後、試験をクリアすることで、2年、3年と延ばしていけるそうです。
東工電設 桑原直 社長
「できあがったときはすごくうれしかった。その後のことをすぐ考えた。これが必要なところに届けたい、できたからいいやじゃなくて」
できあがった商品は、食品商社の他、普段の取引先の会社にも取り扱いの打診を進めます。
取引先会社 社長
「意外にありそうでないなと思いました。これはおもしろいことになるなと興味はあった。きょう正式にお話をいただいたので、社内でも前向きに検討したいなと考えています」

3月1日、店頭で販売を開始しました。近いうちに、インターネットでも販売を始めます。今後は、自治体との連携や海外での販売も考えているそうです。また、フィナンシェだけでなく、防災スイーツの第2弾・3弾も計画しています。
東工電設 桑原直 社長
「常にわくわくできることにチャレンジしていきたいと思います。この保存食、スイーツに限らず、いろんなところにベクトルを向けることができると思っています。今はまだ言えないですが、すごくハッピーになれる保存食を検証している最中です」
防災フィナンシェは、3個入りの1袋680円(税込)。第2弾・3弾はタルトやプリンを予定しています。