DNA型鑑定の専門家による証言
2日目、検察側の証人として出廷したDNA型鑑定の専門家は遺留品の靴下に付着していた血痕について、「一部は経年劣化で鑑定が困難だったと思われる」とした上で、「竹森被告のDNA型が含まれている可能性が高い」と証言しました。
また、「血痕と被告のDNA型が明確に一致しない部分も存在している」という弁護側の主張に対しては「血痕に複数人のDNA型が含まれている可能性が高い」と指摘。「被告のDNA型が大部分を占めるため、その他の人を特定することはできない」と話しました。
3日目、逮捕後の取り調べでいったん自白したものの、その後は一貫して否認してきた竹森被告。
この日の被告人質問でこう断言しました。
(弁護側の被告人質問)
「令和3年10月に逮捕されてから勾留が続いていますが、言いたいことはありますか?」
A.訳の分からないやった覚えのない事件に対して3年数か月監禁されていることが理解できない。早く出たいです
検察側は、事件当日の「記憶」について聞きました。
(検察側の被告人質問)
「事件当日、どこで何をしていましたか?」
A.釣りが好きなので、メバルを釣る『釣り場』の確認に行っていました
さらに被害者の遺族の代理人を務める弁護士がこう問いかけました。
(被害者遺族代理人の被告人質問)
「傍聴席にいる遺族に何か言うことはありますか?」
A.ございません